今回は、フィンランドの職業教育について。
フィンランドといえば、学力の高さは世界一と言われています。
家庭における読書時間の長いのもフィンランドの特徴の一つで、
読書への関心と読書量は世界一といわれています。
『読書を趣味』とする生徒の割合は世界で最も高く、
生徒の41%がそのように考えています。
フィンランドでは図書館制度が充実しており、
国民1人当たり年間21冊の本が貸し出されているというから驚き。
なんと、図書館とその分室の多さはコンビニより多いそう。
12歳を対象に、
起業家教育の一環としてビジネスゲームを本格的に採用し始めていて、
14歳の学生全員を対象に職業体験を実施しています。
つまり、中2中3で、1日7時間、
2週間から3週間職業体験をしているということ。
しかも、基本的には参加型、実体験型の経験。
職業体験に限らず、教育全般において教育は参加型で、対話型。
先生は一方的に話すのではなく、
常に生徒から質問を受けての双方向の授業を展開しています。
そのまま、授業のすべてがコミュニケーション力のトレーニングにもなっているということです。
幼稚園の時から、
子ども達の実体験の話を大人が聞き取ったことを物語として聞かせる
「ストーリーテリング」も一般的におこなわれているようです。
素晴らしい教育制度、その背景など、
私たちが学べるところ、学ぶべきところがたくさんあると思います。