子どもたち学生たちにお話する時、必ずする質問です。 「そもそも仕事って何だろう?」 実際に働いている人に聞くと。 ’生きていくためにしなければならないもの’ ’大人になるという事は、自分で仕事をして自分で稼ぎ生きていく事’ ’自分の興味を活かし、能力を発揮するために働く’ ’仕事って人生そのものでしょ’ などなど、いろいろな答えが出てきます。 国語辞典によると。 仕事は、 〔生計をたてるために、たずさわっているつとめ〕 〔くらしのための職業〕で、 職業は、 〔暮らしを立てるためにすること〕と説明しています。 働く目的は人それぞれで違っていたとしても、 共通している事は、《人は、仕事なくしては生きられない》ということなのです。 仕事をするということは、自分の人生を生きていく事。 だから、 自分の将来について考えること、 職業について学ぶこと、 将来どんな仕事をするかを決めることは、 とても大事な事だと思うのです。 職業の事を、日本では生業(なりわい)とか、天職とも言います。 国語辞典では、 天職は〔天から授かった職業その人の天性に最もあった職業〕との説明。 英語では、Calling、まさに、天からよばれている。 自分にしかできない、そんな意味あいが含まれているのかなと読み取ります。 年金の受給年齢が上がり、 定年退職の時期がどんどんずれていく事が予測される今後の日本。 人生約50年は働き、仕事をするのであったら、 選ぶのは、「天職の方!」と思います。 子どもたちに、聞いてみてください。 「ねえ、仕事って何だと思う?」