自分のうちの当たり前がよそのうちでは当たり前でなかったり、 それぞれの家庭でルールが違ったり、 という多様性を子どもの頃から体験するのにもってこいなのが アメリカでは、よく行われている Sleep over(スリープ・オーバー)。 いわば、週末お泊り会! 週末になると、 パジャマや寝袋を持って仲良しのお友達の家に泊まりに行ったりすることです。 これは、もちろん非日常的で、 子ども達にとってはお友達と夜遅くまでお話できたりで、楽しいばかりです。 が、それだけではなく、 子どもは、自分の環境とは違った家庭の雰囲気や暮らしがある事を体験できます。 自分の家で怒られたり注意されている事が、よその家では褒められたり。 その逆もしかり・・・。 子ども達も自分の家ではワガママ放題でも、 よその家では結構しっかりした行動を示してくれたりするものです。 そんな経験が子どもの社会性や自主性の発達を促してくれます。 自分の当たり前、自分ちの当たり前が当たり前じゃない経験が多いと 「みんなちがってみんないい!」の精神もすんなり体得できそうです。 自分自身の体験を思いだすと、 小学生の時に大阪のいとこの家に子どもだけで泊まりに行きました。 そこのうちは、週末、朝食とお昼ご飯一緒のブランチが出てきて、 それが、「初めてのブランチ体験」でなーんか素敵だなあ~と感じた事を鮮明に覚えています。