クッキー先生の自己理解 and 旅ブログは毎日更新中!

体験すること、出会わせてあげることの大切さ①

好きは才能、才能を仕事に!
子ども職業ナビゲーター
クッキー先生こと、奥 貴美子です。




何年も前に書いた作文(!?)が出てきました(笑)

これが思いです、よかったらおつきあいください。



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『体験する事、出会わせてあげる事の大切さ。』

                   奥 貴美子





子どもの時に好きなこと、

それは
子どもながらに知っている
子どもの視点で見える範囲にある、狭い範疇の中から選んでいます。




だから、幼稚園時代の子どもたちは、

小さな頃から、
いや生まれる瞬間からお世話になっていて、
予防接種でもお世話になっている
病院の先生、看護師さん
日々お世話になっている保母さん、幼稚園の先生、
街で見かける頻度の高い警察官、

消防師さん、TVで脚光をあびるスポーツ選手、
最近でいうと女の子の好きな漫画や映画にもなったパティシエ、
TVにでてくるアイドルやニュースキャスターを
選ぶケースが多いです。



小学校時代になってくると

家庭によっては、自分で見たいTV番組を選べるので
その中で目にした
職業なども、やりたい職業にあがってきます。

ただ、やっぱり限られた職業の情報になってきます。




でも小学生時代は、可愛いいもので

野球をやってもいないのに

野球選手と答えてみたり

学ぶことや考えることは苦手なのに

そう言うと、周りの大人にすごいね~
といわれるから、の理由で、医者、弁護士
考古学者と答えたりする子どもたちもいます。

で、そんな子ども達に、
「お医者さんって手術で
沢山血をみるけど大丈夫なんだ、すごいね!」と
返すとそこではじめて、俺だめだ、と現実にかえります。
「6年間大学に行くんだよね~」と、
伝えると、
エッ!?そうなの?知らない!
となります。



で、中学校になってきて、
現実が少しづつ
見えてきて
夢と自分の現状のギャップに
あまりにも差があることに気づき始めたり
自分について少しづつ客観視できてきたりすることから、
簡単に夢を語ることに
抵抗がでてきたします。

ざまざまな職業が存在することをしらないがゆえに、
おれって
やりたいことが特にない!って
ことになってしまいます。



高校生になると、中学生時代の目標が
中学2年生の夏ぐらいからやりたいことについて真剣に考える時間もなく
志望校合格にすりかわったために夢を真剣に考える間もなく、
入学一年後には
高校2年になる前には志望校を考えなくてはいけない、
志望校をしぼって考えないと
コースも選択もできない!!
という現実に
直面し、
じっくり、やりたいことや
自分の向き不向き、などを考えることなく受験に突入。

とりあえず大学に合格すればと
真剣に自分に向き合うことなく、大学入学。




大学に入学したことが
本当におめでとう!なのか、
やりたいこと
のためのコースの選択はできていたのか、
やりたいことに本当に直結した進学なのかはさておき、
入学後は今までの受験のストレス
もあり、飲めや歌えやのお祭りさわぎ。



で、また一年後には、就職活動。

やりたいことに直結しているの?
成人後は自己責任だよ!などの心配など気にもとめずに、とにかく就職。

待遇のいい会社へ、大手といわれている会社へ、

どこでもいいから就職できれば、おめでとう!と言われ、
受かったう中から就職を
決めたその後は、

自分の思っていた仕事
とちがう、
人間関係がうまくいかずなどの理由で、


新卒者の入社3年後の離職率が

毎年平均30%という結果に。




そして、日本の社会は
いまだ新卒神話があるように、
新卒で正規雇用されないと
途中からの非正規雇用や契約社員と同じ仕事をしていても
入り口が違うとまったく違う総収入になってしまいます。



これからの少子化の時代は、
子どもの数は少ないのに
大学の数は増え続け、
だれでもお金を出せば大学進学は
できる時代になってきます。


大学進学も安くはありません、

私たち親世代も、終身雇用の時代はおわり
給与が年齢に比例して右肩あがりではありません。
それどころか
昨年より悪い、なんていう話もざらに聞きます。



年収が300万円台の家庭であれば
私立県外の大学に進学をわが子がしようものなら、
収入の3/1を費用に取られて
しまいます。

それが、わが子のやりたい事のためであれば
親も、主婦だったママも袖まくりしてがんばります。


が、しかし、どうでしょう、
自分のやりたい事も
みつかっていない子どもが
はてさて、大学進学の選択を正しくできているのでしょうか・・





現在、ニート、引きこもりといわれる人たちは日本に50万人強、
この恵まれている
豊かな日本で年間の自殺はおおよそ2.4万人、
いるといわれています。

しかし、これは不審死(遺書のないもの)
の人数は入ってはない数。
不審死もいれると
15万人以上とも20万人とも言われています。




子ども時代に、
自分の好きなこと
やりたい事が見つかっている人は
幸せな人生が歩めると私は思います。


人は自分の好きなことならがんばれます。
受験だって好きなことに近づくための過程なら、
勉強にも
力がはいるでしょう。

自分の好きなことなら、
残業も
熱中しすぎて時間忘れてた、と笑って言えます。


自分の好きなことなら、
収入が少なくても
好きだから続きます。

好きなことをするためになら
他の贅沢も
我慢できるでしょう。

だってそれが、その人の人生の優先順位だから・・・





好きなことに早く出会う、
これができている人は
ある意味ラッキーです。


でも、私はそれをラッキーでは終わらせたくないのです、

そんなラッキーな子どもたちを続出増殖させたいのです。





そのためには、
さまざまな体験を小さな頃から
させてあげるのです、

本物にたくさんふれさせてあげて
いろんな考えの沢山の素敵な大人、こんな人になりたい!
と思える大人に出会わせて
あげる環境をつくってあげるのです。



子どもたちが選択をせまられた時に
笑顔で
僕はこれが好き、私にはこれ!
と選べるように
2倍速3倍速で子ども時代に体験させましょう。



体験バイキングです。
体験バイキングで
ありとあらゆるジャンルのものを体験させた中から、
もう一回してみたい、
何度でもやっていたい、
というものを残していくのです



食べ物のように、いや食べ物の種類以上に
私たち一人ひとりの個性は違います、好みも違います。

仕事も数にすると、
現存するもので約2000とも
それ以上とも言われています。
細かく分類していくと3万種類以上も・・・

一昔前にはなかったような、only oneな職業も日々増え続けています、

それだけ成熟した社会に、
豊かな社会に
なってきた証拠でもあります。




これからの時代は、
だれでもができる仕事は
ロボットや機械がやってくれます。


インターネットがこれだけ普及してきた時代、
会社に出社しなくても、自宅でふえる仕事も続々でてくるでしょう。

そうなったときに強いのは

私にはこれがある!、ぼくにはこれがある!というonly oneの能力なのです。
その能力が
どこにあるかをみつけるために親は今すぐあせって体験、
とにかくさまざまな体験できる場所に連れ出して経験値をあげてください。

それが将来、役に立ちそうに思えなくともです。




なぜ、あせって、急いで、今すぐ体験なのか?

なぜなら、あっという間に子どもは大人になってしまいます。
子ども時代は人生84年のうち14までだとしましょう。
人生のたった1/6です。

そしてこのあっという間の時に
価値観や好みやかたまり脳の成長もこの時期が急成長の時期、
だからこそなのです。






つづく⇒ 体験する事、出会わせてあげる事の大切さ⓶