子どもキャリア教育とは 自立できる能力をつけるための教育。 『自分主体で生き方をえらんでいく教育=生き方を選ぶ』 私達は、生まれてから幼稚園または保育園、小学校、中学校、高校、その先の教育機関で しっかり机上のお勉強はしてきました。 ありがたい事に日本には義務教育という制度があり、皆が平等に学べるしくみがあります。 もちろん、知識を学ぶ事、暗記していく事も時として重要ですが 必死で受験勉強をし、進んできた先で、自分がどうしたいかがわからない・・・ 学力のレベルや知名度、会社の規模の大きさなどで進路や職業を行っている学生達が多い様です。 その結果、 就職後のミスマッチがおこるのも無理はないでしょう。 以前のように、 いい学校に入りさえすれば、将来いい会社に入れて 一生安心してくらせる時代ではなくなってきているどころか、 良い会社に入れる事も、納得いく職業につく事も、 時代や社会背景、運などにふりまわされていて、収入、職務内容に満足いく幸せな生活ができるかどうかは まるでクジに当たるか当たらないかのような世界に感じてなりません。 (もちろん、目標をもち、時間をかけて納得いく選択をされている方もいらっしゃいます) 『どんな人生を歩みたいか』を親子で小さな頃から考える機会を与えてあげる事、 意識させてあげる事が将来の選択に大きく影響していくのではないかと考えます。 子どもキャリア教育では、 子ども達それぞれの好き!に出会わせてあげるきっかけづくりや、 実際にさまざまな事を体験する事で見えてくる子どもの個性や好きな事の発見のお手伝い、 それぞれの個性をのばすサポートをしていきます。 自分らしい人生の選択をしていくために必要な職業の種類や 職業内容についての学び、お金の教育、 社会のしくみを知る、情報収集の方法、 プレゼンテーション、海外の文化に触れる体験教育をしていきます。 出会いと体験が多いと、 その分、子ども達の選択肢が広がります。 体験、経験が多いと、 出来た事に対しての成し遂げたという達成感(自己肯定感UP)と 失敗した事から、どうして失敗したのか?どうすれば失敗しないのか?を考える機会になり次への学びへと続きます。 体験して、出会ってみて、 はじめて、もっと知りたい!もう一回やってみたい!の好奇心の芽が生えてくる、 そして、 その好奇心が学びの原点なのではないでしょうか!? 毎年、小学生のなりたい職業ランキングの発表がありますが、 その上位にあたるのがその年のメディアでとりあげられているもの(ニュース、映画、漫画の題材になっている物)や 子どもの成長過程で出会える職業 (小さな頃に頻繁に行く場所例えば、幼稚園、保育園、学校病院、スーパー、街で目にするパトカー、消防車など)や、 子どもの生活範囲の中で目にできる職業があげられています。
見たこともない、知らない物は選べないのが現状なのです。 現在、存在する職種は約3万種ともいわれており、 日々、昔にはなかった職業が生まれています。 逆にいうと、 自分にしかできない大好きな事に出会う事ができていれば 新しい職業を生み出す事もできるという事になります。 もう一度言います。 人は知らないものは選ぶ事ができません。 大人で親である私達も、社会にでて、仕事をし、 社会とのつながりの中でいろんな世界がある事、 さまざまな仕事がある事、 会社によって同じ仕事をしても賃金待遇が違う事、 格差がある事などを知った今、 過去にさかのぼって人生の選択ができるのならば、 選択はちがってくる可能性が高いのではないでしょうか? 『どんな人生を歩みたいか』を考えていく上で、 子どもの頃からのお金の教育が必要になってきます。 私達日本人は、学生時代にお金の事を学ぶ機会がないまま大人になっています。 お金の価値、お金の流れを学び、 自分のお金の使い方や自分の時間の使い方を意識していく事で 自分が歩みたい人生に、早く近づく事ができるのではないでしょうか? 「今が楽しければよい」というお金の使い方をしていくと 自分の命=時間をけずって働く意味は薄れてしまうかもしれません。 今の時代、立派な会社に勤めても、立派な肩書きがあっても 何が起こるかは誰も予測できません。 子ども時代から『自分はどんな生き方をしたいか』を意識し、 お金のセンスを身につけ、 出会い体験を増やし、 好きな事を仕事に出来る、 自立できる子どもを応援するための「子どもキャリア教育」を目指し活動していきたいと思っています。 進路選択・キャリア選択アドバイザー 子ども職業ナビゲーター 奥 貴美子