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大学全入時代

今日は、日本の教育と他国の教育について少し書いていきたいと思います。


これからの日本は、減少する受験生と増加する大学の数を比較して
受験すればだれでも大学に入学できる大学全入時代がくる

と言われています。


実際「18歳の人口」ですが、

1992年 205万人 ⇒ 2012年 119万人 ⇒ 2015年 118万人


そして、「4年生大学の数」は、

1992年 523校 ⇒ 2012年 783校 ⇒ 2015年 779校



まさに、反比例状態・・・・・・。
大学側も生徒獲得に必死です。


日本の大学と米国の大学の大きな違いの一つに、
日本の大学には【うちの学校にくれば、こんな事が学べる】というミッションが欠けています。


対して、米国の大学はどこも明確なミッションを打ち出しています。

米国では、入学時に仮の学部を申請し実際には3年で決定する。
つまり、1,2年時に様々な学問に出会い、自分が本当に学びたいものを探していきます。

統計では、
入学時に考えていた専門に2年後に進む学生は28%しかいないようです。



大学入学時に専門が決まる日本の大学では約7割の学生が、
ミスマッチな学部に入っていて変更できない事になってしまいます。


また、その流れで卒業後、正社員として就職できれば万歳的に就職をするけれども、
喜びもつかの間3年後の離職率は29%となっています。

体験・経験をしてはじめて、自分の「向き不向き」や「得意不得意」が見えてきて、
もっとやってみたい!もっと知りたい!と学びたいの好奇心も湧いてきます。


そして。
今の忙しい日本には、学生達にその時間はないのは現状。


であれば。
子ども時代から、ネジ巻いて体験・経験をしていくべき、させてあげるべきだと考えます。


定年が60歳から65歳になり、
将来的には70歳にも75歳にもなるだろうとの予測もある中で

人生約50年、半分以上の時間を仕事に費やしていくわけです。



好きな事を仕事に出来る人生と
食べていくために仕事をする人生、

選択は自由。

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