子ども向けのおススメ本。 『大好き!』を見つけよう 著:中原 一歩 を紹介します。 とても読みやすく、高学年の子ども達なら楽しく読み進められます。 この本には、 大好き!を仕事に出来ている4人の大人達の生き方が書かれています。 小学4年生の時に、 「キャプテン翼」のテレビアニメがきっかけで、 サッカーに出会った元サッカー日本代表の宮本恒靖さん。 現在は、ヨーロッパにあるFIFA(国際サッカー連盟)が運営する大学院に通うためスイスに暮らし、 次の挑戦へと進まれています。 小さな頃からブタが大好き! ブタと一緒に暮らしたい!と思っていたほどのパティシエの柿沢安耶さん。 鋭い嗅覚をもつブタがトリュフの収穫に一役かっていることから、 「トリュフ⇒フランス料理、フランス文化⇒フランス留学⇒パティシエ」 と興味の対象が移って、今の大好きにいたったまでのお話。 少年時代から釣りが大好き! 釣りを通して友達が沢山でき、 オーストラリアでは、言葉が通じなくても釣りと料理のおかげで自分の居場所ができた。 大学時代の漁師さんとの出会いを通じて 現在の魚の魅力を伝える仕事についた水産庁役人の上田勝彦さん。 子どもの頃から、さまざまな国の子ども達とのふれあいの経験をもって成長。 幸せの国ブータンにて「首相フェロー」として、ブータン政府の一員として働いた経験をもち 東日本大震災の発生を機会に日本で何かできる事をとの思いから帰国。 現在は、宮城県の気仙沼で地元の方々の自立支援じ尽力されている御手洗瑞子さん。 4人のそれぞれのストーリー。 沢山の心に響く言葉に出会えました。 ☆「自分 〇〇〇 はという、大好き!に出会いました。 けれども、大好き!にまだ出会っていない人もいるでしょう。 それでも、いいんです。 そういう人は、ちょっと好き!な事を沢山探してください。 興味がある事を、どんどん増やしておけばいいと思います。」 ☆「自分の好きな事、やりたいことがあっても、 それをどうやって実現すればよいかわからない時は、 わたしが担任の先生に「フランスに行きたい!」と言ったように、 自分の言葉にしてまわりの人に相談してみる事をおすすめします。 そうすれば、きっと適切なアドバイスをしてくれる人が現れるものですよ。」 ☆「いま、あなたが考えなくてはならないのは なにになりたいかではなくどう生きたいかということよ。 それがしっかりしていればどんなときも大丈夫。 人生はまだ長いのだから、 何になるかはもっと広い世界を見ながらゆっくり考えればいいのよ。」 沢山の生き方を知る機会を子ども達に!! 本との出合いもきっかけの一つ。