先日、中学校の総合の授業で キャリア教育の一環として 未来を描くドリームマップの授業をさせていただきました。 とても素直な生徒さん達ばかりで、 幸せなひと時でした。 そんな中、1人 オモシロイ発言をする男の子がいました。 「僕は、ゲーマーだから将来は、ニートになる」。 その子が、心を開いてくれているのがわかったので、 少し質問してみました。 クッキー: 「日本人のゲーマーで、海外で億稼いでいるひといるの知ってる?」 男子生徒: 「 ・・・・あっ、一応知ってます。 ◎◎◎◎さん!?、かな◎◎◎◎さんかな!?」 クッキー: 「 さっすが、詳しいじゃん! で、なんで、ゲーマーには、そんな人もいるの知ってて、ニートがいいの? ニートって何か知ってる?」 男子生徒: 「 家で、仕事せずに、ゲームばっかりする人」
クッキー 「お家の人は、君が大人になっても 仕事してないのに、食べさせてくれるって言ってるの? 私が、親だったら、絶対無理だよ~。追いだしちゃう。 親御さんは何ていってるの?」 男子生徒 「いや、特に、何も・・・」 クッキー 「 夢ってね、本気で描くと叶うから、 もっと欲張りになっていいんだよ。 ホントにニートでいいの~。もったいないな~」 なんて、なごやかな雰囲気でその子と お話しをしていました。 クッキー 「 ゲームのプログラマーになるには 専門学校か、大学か、短期大学に専門コースがあるってよ」 とネットに出ていた情報を伝えてあげると、 男子生徒 「 クッキー先生、そこに行くには 僕は、何科の高校に行かないと行けないの?」 クッキー 「 普通科、だと思うよ」 男子生徒 「 普通科かあ、知らなかった。 普通科行くには、どうしたらいいの?」 クッキー 「 普通科行くには、普通科のある高校を受験するんだよ。 で、昔は、試験で良い点をとれば一発逆転もあったけど、 今は、学校での頑張りも大切だからね。 成績が今一歩でも、日頃の生活態度でも評価されるからね!」 と伝えたら、 「 あ~、もう1年生も、終わりじゃ~ あと、2年しかない! 頑張ろ!」と。 子ども達は、 どうやったら自分の夢を叶えられるかを知らないし 調べる方法も知らない。 もちろん、 選択の重要さにも気づいていない。 だからこそ、やっぱり 自己理解のためのクラスと 職業についてを考えるクラス の重要性を強く感じたのです。 そして、なぜ、彼が はじめに 「僕は、ゲーマーだからニートになる」 と発言したのか!? 本気では、きっとないんだと思う。 けど、何度か、まわりから 「そんなに、ゲームばっかりしていたらニートになるよ!」 って言われていたのではないかと推測すします。 まわりの大人が 子ども達にかける言葉の影響力は計り知れない。 昔、【漫画を読んでばっかりいるとバカになるよ】って、思っていました。 きっと どこかで、聞いたのだと思います。 ところが、 頭の良い方々の研究をしていくと 本は、もちろんの事、漫画もこよなく愛している人の 多い事、多い事。 はい、ズバリ! この方も言われています。 養老孟司先生 マンガをもっと読みなさい ~日本人の脳はすばらしい~ ゲームに夢中な子どもに向けて ゲーム馬鹿!と伝えるのか ゲームの神様!と伝えるのか まわりの大人の責任は 重大である。 言葉の力は、強力で偉大なのだ。