高校を卒業して、県外で進学するにしても就職するにしても、 親元を離れてしまうと それまで言われていた 「早く起きなさい、早く行きなさい、早く食べなさい、早く勉強しなさい、早く寝なさい」 は通用しなくなる。 結局、子どもに小中高含めた9年間で自立教育を家庭でしていく必要があるのだ。 「ああしなさい、こうしなさい」ではなく、 自己選択、自己決定を子ども達自身ができる環境を整えてあげることが重要。 さまざまな経験・体験を通じて社会を見て、働く大人や職業に触れ、 数年後には自分も社会に出て生きていくんだという事を意識させ、 それらの多様な経験の中から「私はこういう仕事をしたいんだ、こんなところに就職したいんだ」と自分の意思で決める。 そして、 その範囲の職業や進学先、職域を探して繋げていってあげるのが、親や進路担当指導者の役割だと思います。 興味を持つきっかけや出会いがないと、 自分の経験やまわりの大人が携わる職種の範囲内でしか職業選択はできないだろうし、 それ以外にもっと自分の才能が生かせる仕事があるかもしれないという事も経験がないとわかりません。 だからこそ。 18歳までになるべく早い段階から様々な経験を積んで、 自分でこの分野に進みたいんだと判断できるような知識や興味を持たせてあげる事が大事だと思います。